ユーザビリティテスト
ユーザビリティテストとは、製品やサービスが使用者にとってどれだけ使いやすく、効果的であるかを評価するために実施されるユーザーリサーチの一手法である。あくまでユーザーが製品やサービスをテストする手法であり、ユーザーをテストをする意図はない。
ユーザビリティテストでは、実際のユーザーや仮想的なユーザーを被験者としてタスク（作業課題）を提示し、操作してもらう。その操作風景と認知プロセスを観察・確認し、結果を分析することで、ユーザビリティ上の問題点や改善点を発見できる。
類似用語として「ユーザーテスト」がある。
ユーザビリティテストの過程
- テストの目的と目標を決定： 製品やサービスのどの部分を評価したいのか、どのような改善点を見つけたいのかを明確にする。
- ターゲットユーザーを特定： 製品やサービスの対象ユーザーを明確にし、そのユーザー層から被験者を選ぶ。
- タスク（作業課題）を設計： 被験者に実施してもらうタスクを決め、その手順や目標を明確にする。
- テスト環境を準備： 被験者が快適にテストを実施できる環境を整える。テスト用のデバイスや機材も準備する。
- 被験者の募集とスケジュールを調整： ターゲットユーザーから被験者を募集し、テストの日程を調整する。
- テストを実施： 被験者にタスクを実施してもらい、その操作風景や認知プロセスを観察・確認する。
- 結果の分析と改善策の提案： 結果を分析し、問題点に対する改善策を提案する。